台湾侵攻、闇バイト、日本の暗部とは
高校生の燈田華南は
強盗現場に遭遇し
自身も巻き込まれてしまう。
絶体絶命の瞬間チェスターコートを着た男に
助けられた華南は
【令和中野学校】へスカウトを受ける。
松岡圭祐さんの新作!
私の一番好きなシリーズ【高校事変】。
その作者である松岡圭祐さんの
新作がでていたので読んでみることに。
松岡圭祐さんの作品といえば
戦うヒロインですよね。
今回もバッサバッサと敵をなぎ倒していく
ことでしょう!
「世の真実には2つある」 読んだ感想 ※ネタバレなし
まず本の冒頭、本編に入る前に
作者からのメッセージが。
本書の舞台は名称は違えど実在する
・・・マジですか。
たしかに松岡さんの作品は
時事ネタが多く、その裏側の部分を
描き、とてもリアリティがある。
「いやいやこんなのありえないでしょ」
と言いたくなるが、読了後
「・・・無きにしも非ず」
と思ってしまいます。
本作の主人公は
燈田華南(とうだかな)
高校3年生です。
スカウトを受けて
【令和中野学校】で諜工員として訓練を受けることになります。
いわば日本の治安維持の為
超法規的対処として
裏で暗躍する部隊みたいな感じです。
今作の、というか松岡作品の見所といえば
戦闘シーンです。
銃撃戦での敵との攻防。
肉弾戦の体術。
銃器の特徴や使用方法。
まるで映像で観ているかのように
1つ1つが本当に細かい。
本作でも鍛え抜かれた若き男女が
犯罪組織や他国のテロリストから
日本を守るため戦います。
最後に
最後まで読んで頂きありがとうございます。
昨今の日本や周辺国における情勢。
日本が抱える問題など最近はネガティブなニュースが多いと感じます。
「もうこの国はダメだ」
そう思っている方もいるのかもしれません。
ただ本作で述べられているように
Z世代の求める答え
というものが読了後に1つは見つかるかもしれません。
「がんばるぞ日本!」
漠然とそう思うことができた気がします。
非常に考えさせられる作品だなと感じました。
ぜひ興味のある方は
本作や、他の松岡圭祐作品も読んでみて
ください。