青いバラをめぐる連続殺人
不可能と言われた青いバラを同時期に作出した
テニエル博士とクリーヴランド牧師。
ジェリーフィッシュ事件後、閑職に回された
マリアと蓮は2人を捜査する事に。
そんな時、バラで覆われた密室状態の温室で
切断された首と縛られた生存者が見つかる。
マリア&蓮シリーズ 第二弾!
前作の〈ジェリーフィッシュは凍らない〉を読んで、
マリア&蓮シリーズのファンになってしまったので、
第二弾の本作をすぐに購入しました。
今回の密室殺人。
果たしてどのようなトリックが使われるのか。
「みんなみんな、死んでしまった」 読んだ感想 ※ネタバレなし
本作も前作同様二つの視点からの構成になっています。
〈プロトタイプ〉は少年エリック視点。
〈ブルーローズ〉はマリアと蓮の視点です。
少なくともこのシリーズは
基本的にこのような構成になっているようですね。
視点が変わる構成は
個人的にどんでん返し率が高めなので
今回も期待できそうです。
〈プロトタイプ〉と〈ブルーローズ〉には、
テニエル博士やクリーヴランド牧師、アイリス?など
共通する人物が出てきます。
それぞれの事件の関係は? 見どころです。
正直、読んでいる途中で
「たぶん、もう騙されているかな」
と思いました。
なので、ちょいちょい前のページを読み、
頭の中を整理しつつ、挑んだ中盤。
きました、どんでん返し。
全然整理できていなかったようです。
このあたりから
次から次へとひっくり返っていきました。
密室殺人の真相。
青いバラにより見出されたある事件。
登場人物達の正体。
特に犯人に関しては
意外な人物だったので、驚きました。
最後に
ここまで読んでくださってありがとうございます。
やはりこのシリーズは楽しませてくれます。
相変わらずのマリアと蓮のコンビも
最後にはビシッと真相を明かしてくれました。
次の第三弾は
〈グラスバードは還らない〉
という作品のようです。
早く読みたいところですが
他のミステリーのストックがたまっているので
いったん別の作品を読んでから
挑みたいと思います。